Weekly不動産アイ

優先条件の考え方

 マイホームを選ぶとき、私たちはいろいろな条件を検討します。立地環境はどうか。勤め先までのアクセスはスムーズか。買い物や学校、医療機関などは充実しているか。広さは? 設備は? 日当たりや眺望は?・・・・

 当然ですが、何十もの条件を満たす理想の住まいはまず、あり得ません。そこで、問題になるのが、希望条件の優先順位です。たとえば、「希望する沿線ではないが、良質な物件」と「住宅の内容は今ひとつだが、希望する駅のすぐそばにある物件」のどちらを選ぶべきか。なかなか悩ましい問題ですね。

 こういう場合、不動産のプロが勧める原則があります。それは「自力では変えられない条件を優先すること」。たとえば、駅からの距離や周辺環境、日照、眺望、住まいの広さなどが、これに当たります。逆に、優先順位が下がるのは、間取りプランや設備。これらはリフォームなどで変更することが可能だからです。

 最近、中古住宅の人気が高まっているのも、こうした原則が理由の一つです。「建物や設備が古くても、得がたい立地、得がたい周辺環境があるから」という割り切りが、満足のいくマイホーム選びにつながっているのでしょう。思い切ったリフォームで、見違えるようなわが家を実現している人も少なくありません。

 ただし、どんな魅力的な条件でも超えられないのが、予算の制約。いかに理想的な物件でも、家族の支払力の上限を無視した購入は、手痛い結果につながりかねません。「お金にはシビアに、選択条件は柔軟に」というのが、堅実なマイホーム購入の鉄則のようです。

2011年11月19日

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