金利のある時代の変動型住宅ローン ~特長とデメリット~【2025-07-12更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

金利のある時代の変動型住宅ローン ~特長とデメリット~

ページ作成日:2025-07-12



 日銀のマイナス金利政策撤廃と政策金利引上げに伴い、住宅ローンでも金利のある時代が戻ってきました。そこで気になるのが、利用者の多い変動型ローンの金利の行方です。

 変動型住宅ローンには二つの特長があります。
 一つは、金融情勢に応じてローン金利・返済額が変化すること。もう一つは、完全固定型住宅ローンに比べて利率が低いことです。かつての超低金利状況下では、これらは利用者にとってメリットでした。ローン金利の低下が返済負担の軽減に直結したからです。しかし、いったん住宅ローン金利が上昇に転じると、このメリットはデメリットに変わります。仮に金利が年利1%から2%に上昇すると、毎月返済額は借入額1,000万円当たり4,800円上昇(元利均等毎月払いのみ・返済期間30年の場合)。借入額が3,000万円なら毎月15,000円近い支出増となる計算です。
 実際の変動型ローンの現場では、金利の上昇が返済額の増加に直結するわけではありません。というのも、返済額の見直しは5年ごとに一度だけとなっている上、返済額が増える場合も、元の返済額の25%増以内にとどめるルールがあるからです。

 ただし、これらの措置は利払いの繰り延べに過ぎず、金利上昇による総返済額の増加は避けられません。その負担は結局、家計に跳ね返ってきます。
 なお、これから住宅購入を考えるのであれば、変動型に加え完全固定型ローンも選択肢に加えたいところ。当初の返済額は高めでも、20年後、30年後も返済額が変わらない安心感は大きいからです。また、変動型ローンを選ぶ場合は、金利上昇によるリスクをなるべく抑えること。そのためにも、早め早めの元金返済、ローン完済を目指したいものです。

カレンダー
 << 2025年7月  

PAGE TOP

センチュリー21の加盟店は、全て独立・自営です。
Copyright(c)Kyotohouse Co,.Ltd. All Rights Reserved.