実家を空き家にしないために(下) ~リスクを知って早めの対策~【2023-08-19更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

実家を空き家にしないために(下) ~リスクを知って早めの対策~

ページ作成日:2023-08-19



  もしも実家が空き家になりそう(あるいはなっている)なら、何をすべきでしょうか。

 まず心掛けたいのが、最低限の建物の保守、具体的には月に1回程度の手入れと点検です。屋内外の通風・換気、簡単な清掃を行い、玄関・窓・屋根・軒裏・外壁などを点検します。実家が遠い、時間がないという場合は、空き家管理の専門会社に任せるも一案です。

 もう一つ大事なのが、近隣へのごあいさつ。声をかけるておくだけでもご近所は安心されますし、連絡先を伝えておけば異状があった場合もすぐに対処できるでしょう。

 同時に進めたいのが、今後を見据えた相続手続きです。まず確認すべきなのは、実家の登記の有無。古い住宅の場合、何世代も前に一度登記したきり、という例もあるので、必要であれば弁護士や司法書士などの専門家の応援を借り、登記を確定します。その後は、相続(予定)関係者と話し合い、適切な相続対策をまとめます。なお、2024年4月からは、過去の未登記物件も含めて、相続不動産の登記が義務化されます。違反者には罰則も予定されているので、まだの方は登記手続きを急ぐことが必要です。

 一方、何年も放置され空き家化した実家を突然相続することになった場合は、建築士などの専門家に現状を見てもらうことが先決。京都市では、「空き家活用・流通支援専門家派遣制度」の利用も可能です。現状確認が終わったら、「自己利用」「賃貸活用」「売却」などの対応策を検討し、事態を前に進めるしかありません。くれぐれも、傷んだ実家を放置し、朽ちるに任せてしまわないように。近隣や行政から厳しく批判される上、さまざまな費用負担が発生するなど、よいことは一つもありません。ご注意ください。

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