実家を空家にしないために(上)【2022-08-06更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

実家を空家にしないために(上)

ページ作成日:2022-08-06

お盆休みを前に、生まれ育った実家の将来について迷っている方は多いことでしょう。どんなに大切な実家でも、いったん空き家化が進むと大きなリスク源になりかねません。

 2018年の統計によれば、全国の空き家数は約846万戸(総住宅数の約13.6%)、また京都市の空き家数は約10万6,000戸(同約12.9%)です。ただし、ここには別荘や入居待ちの賃貸住宅、売却用の住宅などが含まれており、正真正銘の放置された空き家(統計上の「その他の住宅」)はもっと少ないのですが、それでも約4万5,000戸に上ります。

 空き家の第1のリスクは建物の劣化です。人が住まなくなった家は、掃除も補修も行われません。やがて屋内外には汚れが積り、建具・屋根・壁・床が傷んで雨漏りが発生、ついには柱・梁・土台まで腐り始めます。当然ながら、市場価値も限りなく低下します。

 放置された空き家の第2のリスクは、防犯・防災面です。よくいわれるのが、ゴミの不法投棄や不審者の侵入・滞在の現場になってしまうこと。さらに、放火の出火元になったり、強風や地震による破損・倒壊が発生した事例もあります。こうなると、問題はその空き家に留まらず、近隣の損害や地域の治安低下・風評被害にもつながりかねません。

 空き家が抱える第3のリスクは、経済的な負担です。その範囲は管理補修や家財整理の費用にとどまらず、行政指導による強制撤去、固定資産税の負担増などにつながります。事故や出火のもとになれば、管理者責任に基づく損害賠償請求も避けられないでしょう。

 こうしたリスクを避けるには、とにかく早めの対策あるのみ。思い出深い実家を家族やご近所のお荷物にしないためにも、先手先手の対応が必要なのです。

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