実家を空家にしないために(下)【2022-08-13更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

実家を空家にしないために(下)

ページ作成日:2022-08-13

もしも実家が空き家になりそう(あるいはなっている)なら、何をすべきでしょうか。
 まず心掛けたいのが、月に1回程度の手入れと点検。屋内外の通風・換気、簡単な清掃を行うとともに、玄関・窓の施錠や破損、屋根・軒裏・外壁などの傷みを点検します。実家が遠い、時間がないという場合は、空き家管理の専門会社に任せてしまうのも一案です。

 もう一つ大事なのが、近隣へのごあいさつ。声をかけるておくだけでもご近所は安心されますし、連絡先を伝えておけば、異状があった場合もすぐに対処できるでしょう。

 同時に考える必要があるのが、実家の相続問題です。まず行うべきは、実家の登記の確認。相続権がなかったり、親兄弟などとの共有相続になる場合、実家といえども勝手な処分はできません。それから相続(予定)関係者との話し合いになりますが、結論が出ない場合は、弁護士や司法書士に入ってもらうのも一案です。なお、2024年4月からは相続不動産の登記が、すでに未登記となっているものも含めて義務化されます。違反者には罰則も予定されていますので、なおさら早めの対応が必要です。

 では、空き家となってしまった実家を相続した場合はどうすべきでしょうか。最悪の選択は、そのまま放置し朽ちるに任せてしまうこと。近隣からも行政からも、厳しい非難は避けられません。逆に、何らかの利用を図るのであれば、まず実家の現状を建築士などの専門家に見てもらいます(京都市の「空き家活用・流通支援専門家派遣制度」も利用可能です)。あとは「自己利用」するか、それとも「賃貸活用」「売却」を選ぶか。不動産会社などにも相談しながら、最適な選択を行いたいものです。

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