頭金の意味を再考する ~返済負担とリスクを抑えるカギ~【2024-01-13更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

頭金の意味を再考する ~返済負担とリスクを抑えるカギ~

ページ作成日:2024-01-13


最近のマイホームの現場では、頭金ゼロ・100%住宅ローンでの購入が珍しくなくなりました。理由はこの20年余り続く超低金利。中でも金利の低い変動型の場合、100%ローンでも返済額はごく少なくなります。「頭金は不要」と感じる人が多いのも当然でしょう。
 しかし、長年続いた日銀のゼロ金利政策は、今年あたりで終わりではないかと言われています。もしそうなれば、住宅ローン金利の上昇とローン返済額の増額は避けられません。

 返済負担を抑えるカギになるのが頭金です。なぜなら、頭金を多く用意するほどローンの借入額が減り、毎回の返済額も少なくなるため。例えば2000万円の住宅を年利2%・30年返済の100%固定型ローン(月々返済のみ)で購入すると、毎月返済額は64,327円。しかし、400万円(20%)の頭金があれば、融資額は1600万円、毎月返済額は51,462円となり、その差額は年間で154,380円。30年間では463万円余りと、当初の頭金額を上回ります。

 また、頭金の多さは清算時のリスク低減にもつながります。一般に新築住宅の価値は購入後2~3年で当初の8割、10年で6割程度に目減りするとか。例えば、購入直後にわが家を売却する事態になっても、一定の頭金があればローンの完全清算は十分可能です。

 さらに、頭金の有無が金利に影響する場合もあります。例えば、住宅金融支援機構の「フラット35S」は100%融資を認めていますが、頭金10%未満では金利が上乗せされてしまいます。民間金融機関でも同様の運用をしているところがあるので要注意です。
 本来、住宅という巨額の買い物を、借金のみで購入するというのは、リスクの高い選択です。今後のマイホーム戦略では、一定の頭金確保が今まで以上に重要になりそうです。

 

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