実家を空き家にしないために(続)【2021-08-21更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

実家を空き家にしないために(続)

ページ作成日:2021-08-21

 もしも実家が空き家になりそう(あるいはなっている)なら、何をすべきでしょうか。
 空き家問題は相続問題と深くかかわっています。相続権がない住宅、あるいは相続権が他の人との共有になっている住宅は、実家であっても勝手な処分はできません。実家の登記を確認し、関係者の間で相続問題を話し合っておく必要があります。話がつかない場合は、弁護士や司法書士に相談する方がよいでしょう。いずれにしても対応は早め早めに。前回もお伝えしましたが、空き家の状態は放置すればするほど悪くなるからです。
 相続問題とは別に心掛けたいのが、実家の点検と手入れです。月に1回は屋内外の通風・換気を行い、屋内外をざっと清掃したいもの。同時に屋根・軒裏・外壁などに傷みがないか、玄関・窓の施錠は大丈夫かなどを確認しましょう。忘れてはならないのは、近隣へのあいさつ。管理する人がいるというだけでもご近所は安心されますし、連絡先を伝えておけば、異状があった場合もすぐに対処できるでしょう。最近は空き家管理を請け負う会社もあるので、任せてしまうのも一案です。
 最後に、空き家となった実家を相続した場合の対応について。まず確認すべきなのは住める状態かどうか。知り合いの建築士や不動産会社のほか、京都市の「空き家活用・流通支援専門家派遣制度」でも、アドバイスをもらうことができます。その上で、「自分の住居や仕事場として活用」「賃貸に出す」「売却する」を比較・検討します。「賃貸」「売却」については、専門の不動産会社に相談するのがよいでしょう。一定の費用は必要ですが、契約・管理業務の心労と負担から解放されるメリットは計り知れません。

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