家具の地震対策(2)【2019-06-02更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

家具の地震対策(2)

ページ作成日:2019-06-02


 家具の地震対策では、「割れる」に備えることも大切です。例えば、本棚、食器棚、キャビネットなどの扉に使われているガラスは、割れると破片となって床上に散乱します。真っ暗な夜間では、安全な脱出を脅かしかねません。あらかじめ市販の飛散防止フィルムを張っておくと、被害を軽減することが可能です。可能であれば、ガラスを透明のアクリル板に交換すると、より安全性が高まります。
 また、開き戸タイプの食器棚や吊戸棚は、市販の扉ロックを取り付けておくと、食器が外に飛び出して割れることを防げます。日々の開閉が多少面倒になりますが、安全には替えられません。さらに、棚板の床にはシリコンなどの滑り止めシートを敷いておきましょう。棚板の端に飛び出し予防のストッパーを設けるのも一案です。
 「揺れる」では、吊り下げ式の照明器具にご注意を。特に、近年注目されている長周期地震動(ゆっくりとした揺れが長時間続く)では、大きく揺れた照明器具が壁などに当たって破片をまき散らしたり、人に当たるなどの危険が予想されます。チェーンやワイヤーなどで器具の複数個所と天井を結ぶと、大きな揺れを抑えることができます。
 地震時の家具類の脅威について、「倒れる」「動く(滑る・飛ぶ)」「割れる」「揺れる」と分けてご紹介しましたが、もう一つ「落ちる」も要注意です。タンスや戸棚の上など、高いところにモノを置かない、背の高い開き戸タイプの家具には扉ロックをつける、本棚の棚板の端に飛び出し予防のストッパーを付けるなどの対策で、高所からのモノの落下を防ぎたいものです。
 

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