家具の地震対策(2)【2023-01-21更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

家具の地震対策(2)

ページ作成日:2023-01-21

 家具の地震対策では、「割れる」に備えることも大切です。
 例えば、本棚、食器棚、キャビネットなどの扉や姿見に使われているガラス類。割れると破片となって周囲に散乱し、昼夜を問わず安全な避難の大きな妨げとなります。すぐにできる対策としては、市販の飛散防止フィルムを事前に張っておくと、被害を軽減できるでしょう。また、ガラスの代わりにアクリルを使った姿見も、安全性を高めます。

 「割れる」対策では、大量にある食器類の安全性確保も大切です。開き戸タイプの食器棚や吊戸棚は、市販の扉ロックや耐震ラッチを使うと、食器の飛び出し・割れをある程度防げます。扉ロックは日々の開閉がやや面倒ですが、安全には替えられません。棚板の床に滑り止めシートを敷く、手前側に飛び出し予防のストッパーを設けるなども有効です。

 「揺れる」では、吊り下げ式の照明器具にご注意を。特に、近年注目されている長周期地震動(ゆっくりとした揺れが長時間続く)では、大きく揺れた照明器具が壁などに当たって破片をまき散らしたり、人に当たるなどの危険が予想されます。チェーンやワイヤーなどで器具の複数個所と天井を結ぶと、揺れを抑えることができます。

 地震時の家具類の脅威について、「倒れる」「動く(滑る・飛ぶ)」「割れる」「揺れる」と分けてご紹介しましたが、もう一つ「落ちる」も要注意です。タンスや戸棚の上などの高いところにモノを置かない、背の高い開き戸タイプの家具には扉ロックをつける、本棚の棚板の端に飛び出し予防のストッパーを付けるなどの対策で、高所からのモノの落下を防ぎたいものです。
 

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