管理費等は安いほどいいか ~住み心地や資産価値への影響~【2023-11-26更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

管理費等は安いほどいいか ~住み心地や資産価値への影響~

ページ作成日:2023-11-26



 一戸建てと違い、分譲マンションには管理費等(管理費・修繕積立金)の支払いが必要です。安ければ安いほどいいと考えがちですが、本当にそうでしょうか。

 まず、これらのお金の使い道を再確認しておきましょう。管理費は、管理会社への支払いのほか、日常的な清掃や補修、共用部分の光熱費などに用いられるお金。家計でいえば食費を除く生活費のようなものです。一方、修繕積立金は、エレベーターや給水施設の取替え、外壁塗装、屋上防水工事など、大規模な補修工事費をまかなうためのお金。こちらは万一に備えた積立貯金に近いですね。新築マンションの中には、積立金会計の健全化を図るため、分譲開始時に一定額の修繕積立基金を徴収するところもあります。

 では、なぜこんなお金が必要なのでしょう。それは、日常の丁寧な管理や計画的な修繕工事がマンションの住み心地と資産価値を左右するから。日々の掃除が行き届かないマンション、エレベーターや給排水管などの共用設備が故障しがちなマンションでは、生活の安心・安全は確保できず、高い資産価値も期待できません。逆に十分な管理費・修繕積立金があれば、行き届いた管理・修繕が可能になり、各戸の資産価値も守れるはずです。

 こう説明すればもうお分かりでしょう。管理費や修繕積立金は安いほどいいとは限りません。とりわけ修繕積立金の積立額は、建物や共用設備の修理・補修を左右する大事な要素。金額が不足の場合、各戸ごとに多額の追加費負担を求められるケースもあり得ます。
 なお、管理費・修繕積立金の収支や運用状況は、組合員総会で報告され、必ず記録されているはずです。中古マンション購入の場合は、こうした記録のチェックもお忘れなく。

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