動き出す「都市ガス自由化」【2017-01-15更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

動き出す「都市ガス自由化」

ページ作成日:2017-01-15


 以前にも触れましたが、この春からは、都市ガスの小売り自由化が始まります。電力自由化に続くこの動きについて再度、ご紹介しておきましょう。
 従来、都市ガスの小売り会社は地域ごとに決まっていました(京都市の場合は大阪ガス)。しかし、この4月以降は新規の小売り会社が新たに参入できるようになります。このあたりの事情は、先に行われた電力自由化と同じです。
 自由化がもたらすメリットはずばり、ガス料金の引き下げが期待できること。複数の小売会社が競争する中で、従来のような一方的な価格設定は難しくなります。中には、契約数を増やすために、思い切った価格を提示するところも出てくるかもしれません。
 一方、気になるのがガス管の保全・管理や事故の場合の対応。実はこれらは、従来の地域ガス会社が担当することが定められています。また、契約先のガス会社が倒産した場合も、対応は同じ。ガス会社を切り替えても、基本的な安全は保たれるとみてよいでしょう。
 では、どんな会社がガス小売りに新規参入するのでしょうか。現時点で参入を発表しているのは、既存の電力会社。火力発電の燃料として輸入・備蓄している大量の液化天然ガスを都市ガス用に転用できるからです。4月以降は、「電気は都市ガス会社から買い、都市ガスは電力会社から」という逆転現象もあり得ます。
 その他、石油会社やLPガス会社などのエネルギー会社やガス燃料の輸入に携わっている商社なども、参入会社の有力候補です。せっかくの機会を生かすためにも、どんな会社がどんな料金プランを打ち出すかをしっかり見極め、賢い選択をしたいものです。
 

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