住宅ローンの借換えを考える ~メリット・デメリット~【2023-09-23更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

住宅ローンの借換えを考える ~メリット・デメリット~

ページ作成日:2023-09-23



 長期金利が上昇しつつある今、利用中の住宅ローン借換えを検討している方も多いのではないでしょうか。そのメリット・デメリットについて考えてみましょう。

 ご存じのとおり、住宅ローンの利率の差は、返済負担の差に直結します。例えば2000万円の住宅ローンを20年間、元利金等毎月払いのみで借り入れた場合、年利1.5%と年利0.5%では、概算で月々9,000円近く、20年間では210万円以上の差につながるわけです。

 ただし、金利の下降局面と上昇局面では、同じ借換えでも方向性は逆になります。最近までのように金利が下がる一方であれば、変動型ローンに乗り換える方がメリットがあるでしょう。ローン利率が低くなれば、その分、返済負担も軽くなるからです。
 一方、金利の上昇場面では、住宅金融支援機構のフラット35のような全期間固定型ローンの方が有利かもしれません。というのも、このようなローンでは、最初に決めた金利と返済額が完済時まで維持されるからです。

 逆に、変動型ローンの利用者が金利上昇局面に直面すると、返済中でも金利が引き上げられ、返済額負担が当初より重くなるリスクが出てきます。実際には一定の緩和措置が設けられているため、青天井のような返済額急増は起こりにくくなっていますが、先々のことを考えると、変動型から固定型への借換えも検討の余地はあるでしょう。

 なお、ローン借り換えには、数十万円の諸費用が求められるのが一般的。借り換えの際には、この諸費用も計算に入れておかないと、後であわてることになりかねません。金融機関や不動産会社などで事前に試算をしてもらうのがよさそうですね。

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